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たぶん、運命なんかじゃない

梢子


年上社会人の“ストーカー”してます───


歳の離れた幼馴染みの紘太郎に恋する大学生の弥生。紘太郎の帰宅時間に合わせて、部屋の前で帰りを待つことが日課になっている。ストーカーじみた行動をたしなめつつも結局は許してくれる紘太郎の優しさが、弥生には不愉快な程に愛おしい。そんな想いを抱きながら、今日も仕掛けた盗聴器から漏れ聞こえる紘太郎の声に興奮し自身を慰める弥生。

──別に恋人になれなくてもいい。だから俺をおいてどこかに行かないで…。


世話焼き幼馴染み×一途なストーカーのちょっと歪な恋の話。




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